2020.11.16
冬の3ヶ月を「閉蔵」といいます。万物が静かに沈み消極的になる時期です。春夏に消耗したものを回復する季節ですから、寒さから身を守り静かに過ごすことが必要です。
この時期に夏と同じように「陽気」を外に発散し続けると、寒さに「熱」を奪われて、生命力をドンドン消耗していきます。そこで身体はこれを避けるために「気」の流れをできるだけ内側に引きとどめようとします。それは、木々が葉を落とし生命力の無駄な消費を防いでいる姿と考えてください。こうして、「寒を防ぐこと」「消耗した生命力を回復して各機能を修復すること」で、翌年の活動の基礎を作ります。