住吉堂鍼灸院 | Sumiyoshido Kampo Lounge | 愛知県半田市の漢方薬と鍼灸治療

2016.05.05

本日は端午の節句になります。端午の節句には菖蒲湯にはいります。この菖蒲(アヤメグサ)ですが、本来はサトイモ科のショウブで、アヤメ科のアヤメやハナショウブとはまったく違うものです。この菖蒲も生薬ですから薬湯と言えます。菖蒲には身体を温める作用があり、これにより身体の中の異常な水分を正常に戻す働きがあります。漢方的には、≪湿≫をとると言いますが、しびれや麻痺、食あたり、食欲不振、下痢などに使用されます。湿気の多い梅雨時期に用いることは、東洋医学的に見ても理にかなっていると言えます。